旧気象庁銅線窃盗、運搬・買い取り役のベトナム人2人逮捕

事件

このニュースが報じられた年月日

2025年7月3日

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このニュースの3つのポイント

  • 気象庁の旧庁舎から大量の銅線ケーブルが盗まれた事件で、運搬役とみられるグエン・ゴック・ミン容疑者(35)が再逮捕され、買い取り役とみられるヴォ・フック・ホイ容疑者(32)が新たに逮捕されました。
  • 逮捕された2人は、すでに起訴されている「実行役」のベトナム人3人から盗品を受け取り、トラックで群馬県内のヤードに運搬し買い取っていたとされています。
  • グエン容疑者は黙秘している一方、ヴォ容疑者は「盗まれたものとは知らなかった」と容疑を否認しています。

事件の概要

昨年12月8日未明、東京・千代田区大手町にある気象庁の旧庁舎に侵入し、銅線ケーブルおよそ1985キロ(179万円相当)を盗んだ疑いで、警視庁はグエン・ゴック・ミン容疑者(35)を窃盗と建造物侵入の疑いで再逮捕し、ヴォ・フック・ホイ容疑者(32)を逮捕したと発表しました。両容疑者はいずれもベトナム国籍で群馬県太田市に住んでいます。これまでの捜査で、実行役のベトナム人3人がすでに窃盗などの罪で起訴されており、今回逮捕された2人は、実行役から「車を持っていないので銅線を運んでほしい」と依頼を受け、盗んだ銅線ケーブルを回収し、トラックで群馬県内のヤードまで運搬し買い取っていたとみられています。グエン容疑者は黙秘し、ヴォ容疑者は「盗んだものとは知らなかった」と容疑を否認していますが、ヴォ容疑者は「240万円で転売した」とも供述しているとのことです。

事件の背景と解説

この事件は、近年増加傾向にある金属盗難の一例として注目されています。特に銅は、その価値の高さから窃盗の標的となりやすく、近年は銅価格の高騰が盗難増加の背景にあると指摘されています。盗難品は古物商などを通じて転売されることが多く、今回の事件でも、ヴォ容疑者が古物商であったことが報じられており、盗んだ銅線を業者に転売したとみられています。ヴォ容疑者は「240万円で転売した」と供述しているとのことです。
旧気象庁庁舎は移転に伴い空きビルとなっており、2024年には複数回にわたって少なくとも4トン分の銅線が盗まれていました。これは、空き家や建設現場、太陽光発電施設など、管理が行き届きにくい場所が狙われやすいという金属窃盗の典型的なパターンを示しています。今回の逮捕により、窃盗グループが「実行役」だけでなく、盗品を回収し、現金化する「運搬役」や「買い取り役」といった役割分担をしていた実態が明らかになりました。中には、SNSを通じて銅線の買い取りに応募したケースもあったとされており、盗品の流通経路が多様化している現状がうかがえます。
こうした事態を受け、日本国内では金属盗難対策のための新しい法律が成立しており、売り手の本人確認や取引記録の保存が義務付けられるなど、盗品の流通防止に向けた取り組みが進められています。この事件は、法整備の重要性と共に、建物所有者や管理者が盗難対策を強化する必要性を浮き彫りにしています。

登場するおもな固有名詞

この事件をより深く知るための関連情報

まとめ

気象庁の旧庁舎で発生した銅線ケーブル窃盗事件において、これまでの「実行役」に加え、「運搬役」および「買い取り役」とみられるベトナム国籍の男2人が新たに逮捕されました。盗難された銅線は約2トン、179万円相当に上り、盗品は群馬県内のヤードに運ばれ転売されたとみられています。今回の逮捕により、窃盗グループの役割分担が明らかになり、組織的な犯行の実態が浮き彫りになりました。金属盗難の背景には銅価格の高騰があり、日本全体で対策が強化される中で、この事件は同様の犯罪に対する警戒を促すものとなっています。

【免責事項】 この記事は、AI(人工知能)を活用して作成されています。細心の注意を払い、最終的に人間の目で可能な限りチェックしていますが、内容に誤りが含まれる可能性があります。情報の正確性については、必ず出典元などの一次情報をご確認いただくようお願いいたします。

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